多様化する社会のニーズに応えられる広い視野と実践力のある理学療法士を養成しています。
高齢化社会の急速な到来、健康の維持・増進などを背景に社会のニーズはますます多様化しており、保健・医療・福祉全般にわたる広い視野、高い教養と実践力を持ち、豊かな人間性を備えた理学療法士が望まれています。本校では学生主体の学修方法を重視し、問題基盤型学習を軸として問題解決能力の育成を教育目標とした授業を取り入れています。
学びのポイント
意欲ある人が積極的に学べる、最高の教育環境を整備。基礎から実践に至るまで、充実したカリキュラムで個々の能力を存分に引き出します。
- 豊富な実習で実践的な技術を磨く
- 1年次から段階的に臨床経験を積み重ね、4年間の臨床実習は合計1,215時間!実際の医療現場で必要とされる実践的な技術を徹底的に磨き上げるためのカリキュラムです。
- 自ら考え自ら学ぶアクティブラーニング
- 理学療法士は対象者の抱える問題を的確に評価し、解決するためのアプローチを行います。本校では、『問題解決能力』の育成を重視し、学生主体の授業を多く取り入れています。
- 予防リハビリを学び高齢社会に対応
- 日本の高齢人口は、この先も増加傾向が続きます。そこで、今求められているのが予防のためのリハビリテーション。身体機能の衰えを防ぎ、元気に暮らしていくための予防的な技術を学びます。
- 最新設備で人体を科学的に理解する
- 三次元動作解析装置をはじめ、筋力測定機器、呼気ガス分析装置や重心動揺計などの設備機器が充実しており、人体を科学的に理解するための学修環境が整っています。
学科の特色
医学の発展とともに進歩する理学療法の世界に対応すべく、最新のリハビリテーション機器や情報を授業に取り入れながら、幅広い分野の知識と技術を着実に伝えていきます。時代のニーズに即した理学療法をしっかり学べるのも四年制教育ならではの強みです。
基礎分野 … 科学的思考の基盤、人間と生活、社会の理解
専門基礎分野 … 人体の構造と機能及び心身の発達、疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進、保健医療福祉とリハビリテーションの理念
専門分野 … 基礎理学療法学、理学療法管理学、理学療法評価学、理学療法治療学、地域理学療法学、臨床実習
分野 | 1年次 | 単位 | 授業時数 |
---|---|---|---|
1年次総授業時数/930(33単位) | |||
基礎分野 | モラル学 | 1 | 15 |
情報処理 | 2 | 60 | |
国語表現法 | 2 | 30 | |
体育実技 | 2 | 90 | |
総合英語Ⅰ | 2 | 30 | |
総合英語Ⅱ | 2 | 30 | |
人間関係論 | 2 | 30 | |
専門基礎分野 | 基礎解剖生理学 | 3 | 90 |
運動機能解剖学 | 1 | 30 | |
神経解剖生理学 | 1 | 30 | |
内臓解剖生理学 | 1 | 30 | |
体表解剖学実習 | 1 | 45 | |
臨床心理学 | 1 | 30 | |
解剖学見学実習 | 1 | 45 | |
生理学実習 | 1 | 45 | |
運動学Ⅰ | 2 | 60 | |
運動学Ⅱ | 1 | 45 | |
リハビリテーション概論 | 1 | 30 | |
チーム医療論 | 1 | 15 | |
専門分野 | 理学療法概論 | 2 | 60 |
職業倫理学 | 1 | 15 | |
理学療法評価学 | 1 | 30 | |
理学療法見学実習 | 1 | 45 |
分野 | 2年次 | 単位 | 授業時数 |
---|---|---|---|
2年次総授業時数/1020(34単位) | |||
基礎分野 | 医学英語 | 2 | 30 |
専門基礎分野 | 人間発達学 | 1 | 30 |
病理学 | 1 | 30 | |
整形外科学 | 2 | 60 | |
内科学 | 2 | 60 | |
神経内科学 | 2 | 60 | |
精神医学 | 1 | 30 | |
小児科学 | 1 | 30 | |
老年医学 | 1 | 30 | |
一般臨床医学 | 1 | 30 | |
地域包括マネジメント論 | 1 | 15 | |
専門分野 | 病態運動学Ⅰ | 2 | 60 |
病態運動学Ⅱ | 2 | 60 | |
理学療法評価学実習 | 3 | 90 | |
理学療法治療学 | 1 | 30 | |
運動療法Ⅰ | 2 | 60 | |
物理療法Ⅰ | 1 | 30 | |
物理療法Ⅱ | 1 | 30 | |
日常生活活動学 | 2 | 60 | |
義肢装具学Ⅰ | 2 | 60 | |
地域理学療法実習 | 3 | 135 |
分野 | 3年次 | 単位 | 授業時数 |
---|---|---|---|
3年次総授業時数/1035(33単位) | |||
専門基礎分野 | 臨床薬学 | 1 | 15 |
救急救命学 | 1 | 15 | |
公衆衛生学 | 1 | 15 | |
専門分野 | 理学療法研究法Ⅰ | 1 | 30 |
理学療法研究法Ⅱ | 3 | 90 | |
理学療法管理教育学 | 1 | 15 | |
理学療法評価学演習Ⅰ | 2 | 60 | |
理学療法評価学演習Ⅱ | 2 | 60 | |
運動療法Ⅱ | 2 | 60 | |
日常生活活動学演習 | 3 | 90 | |
義肢装具学Ⅱ | 1 | 30 | |
理学療法治療学演習Ⅰ | 1 | 30 | |
理学療法治療学演習Ⅱ | 2 | 60 | |
理学療法治療学演習Ⅲ | 2 | 60 | |
地域理学療法学 | 1 | 30 | |
地域理学療法学演習 | 2 | 60 | |
理学療法評価実習 | 7 | 315 |
分野 | 4年次 | 単位 | 授業時数 |
---|---|---|---|
4年次総授業時数/840(20単位) | |||
専門分野 | 理学療法総合演習Ⅰ | 2 | 60 |
理学療法総合演習Ⅱ | 2 | 60 | |
総合臨床実習Ⅰ | 8 | 360 | |
総合臨床実習Ⅱ | 8 | 360 |
学 科 長舩 山 貴 子
(理学療法士)
- funayama@ymisn.ac.jp
- 学生への期待
- 生涯にわたる自己学習能力と問題解決能力を備え、理学療法の楽しさを見出して欲しいと思います。
教 員佐 藤 友 美
(理学療法士)
- t-sato@ymisn.ac.jp
- 学生への期待
- 考える力・伝える力・助け合う力を身につけてもらい、「すべては患者さんの健康のため」に頑張り続けられる理学療法士を目指してもらいたいです。
教 員栗 林 明
(理学療法士)
- a-kuribayashi@ymisn.ac.jp
- 学生への期待
- 患者様の回復ために広い視点をもって理学療法が展開できるよう、学内では探求心・向上心を持って共に学んでいきましょう。
教 員佐 藤 和 輝
(理学療法士)
- k-sato@ymisn.ac.jp
- 学生への期待
- 勉学はもちろん様々な分野に目を向けて、自ら貪欲に学んで欲しいと思います。地域を支える一員として必要とされる理学療法士になってくださることを期待しています。
教 員山 口 史 晃
(理学療法士)
- f-yamaguchi@ymisn.ac.jp
- 学生への期待
- 日々進歩する医療に対応し、患者さんに還元できるよう、継続して学ぶ力を身につけてほしいと思います。
在校生からのメッセージ
理学療法学科2年佐藤 奏渚
(山形県立鶴岡工業高等学校出身)
私は、患者様の生活の質を向上させることができる理学療法士を目指しています。そのために、日々の講義ではもちろん、家庭での自己学習に積極的に取り組んでいます。また、挨拶や言葉遣いなど社会で必要とされるコミュニケーション能力を高めることも心がけています。授業では、グループ活動を中心として行う機会が多く、学生間でお互いを高め合いながら学習に取り組んでいます。入学当初は、勉強で不安になることもありますが、丁寧にご指導してくださる先生方と頼りになるクラスメイトのおかげで、楽しく勉学に励むことができます。
理学療法学科4年菊地 雄己
(山形県立山形中央高等学校出身)
私は患者様の日常生活が自立できるように支援することだけではなく、患者様から信頼され、リハビリの時間が楽しいと思ってもらえるような理学療法士を目指しています。
本校の授業ではグループ学習が多く、その中で様々な意見を交わしながら授業を行うことで切磋琢磨しながら楽しく学ぶことができます。学内の授業だけでなく病院で実習をさせていただく機会もあります。実習では実際に患者様と向き合うことで、新しい知識・技術も学ぶことができます。また実習後も先生方から手厚くご指導いただき楽しく勉学に励んでいます。
卒業生からのメッセージ
〈就職先〉医療法人五星会 新横浜リハビリテーション病院(神奈川県)
理学療法士工藤 裟己
(東海大学山形高等学校出身)
私は小学生の時に、困っている人達に直接関わり合いながらリハビリを行っている理学療法士の魅力を知り、この道を目指すようになりました。
理学療法士を目指すということは、患者様のこれからの人生に関わる重要な役割だということで先生方から厳しくご指導いただきました。そのため自分がどのように勉学に励むべきか考え、行動できるようになりました。
この4年間で、自分がどのような人間になりたいのかはっきりと知ることができたので、理想とする理学療法士になれるよう、これからも日々、精進していきます。
〈就職先〉医療法人平成博愛会 世田谷記念病院(東京都)
理学療法士太田 翔馬
(上山明新館高等学校出身)
私は、病で在宅や社会復帰が困難になっている方や怪我でスポーツ復帰が困難になっている方に対して、リハビリを行うことで安心して復帰していただきたいと考え、そのための知識や技術を学ぶために本校へ入学しました。
本校での学習は専門分野に特化した内容や臨床実習があり、今までとは異なるため不安がありましたが、先生方の指導やクラスメイトの支えがあり、勉強面だけでなく心身ともに成長できました。
今後は本校での学びを活かし、患者様に愛され必要とされる理学療法士になるため精進していきたいと思います。
副 校 長杉 原 敏 道
(理学療法士)