学校法人 諏訪学園 山形医療技術専門学校

About
5つのこだわり
臨床実習について

理学療法士・作業療法士になるためには、900時間以上臨床実習をおこなわなければなりません。イギセンは、より実践力を身に着けることができるよう1200時間を超える臨床実習を実施しています。
イギセンの学生は、受入をお願いしている病院施設からも高い評価を受けています。

臨床実習プログラム

学習の進捗に合わせて臨床実習を配置しています。

1年次
臨床見学実習(3日間)
臨床の現場で働く療法士の業務を知りリハビリ見学をおこない、以後の学習の必要性を理解します。
2年次
地域実習(2週間)
介護施設等で地域における療法士の役割を理解し、通所リハでの見学、体験をおこないます。
3年次
評価実習(6週間)
情報収集をおこない、評価(検査測定)を実施し、活動制限、機能障害の問題点を考え、障害構造を把握する実習をおこないます。
4年次
総合実習Ⅰ,Ⅱ
(2ヶ月×2回)
学内で学習した一連の過程(情報集収~治療実施)を臨床の現場で実践します。
実習前

(1)OSCE(客観的臨床技能試験)による実習前プレテストを実施し、前段階の確認を行います。また、学生各個人にフィードバックを行い、臨床実習対策につなげます。

(2)実習前セミナーを実施し、実習の目的、マナーや接遇などについて再確認を行います。

(3)実技練習や症例検討などの補講を実施し、臨床実習に備えます。この際、グループワークを通しコミュニケーション能力の向上を図り、臨床での対象者との関わりに役立てます。実技練習も十分に行い臨床実習に備えます。

実習中

(1)すべての臨床実習先に専任教員が訪問し、指導者および学生と面談を行い、実習の進捗を確認した上で必要な指導を実施します。

(2)訪問時以外にも担任を中心に各自の進捗状況を確認把握し、必要な指導を行います。

実習後

(1)実習で担当した症例について実習後セミナー(発表)を行います。

(2)学生各個人に対し、セミナーの結果をもとにフィードバックを行い、今後の学習につなげます。

臨床実習の声

理学療法学科4年 森岡 蓮治
理学療法評価実習では実際の臨床現場での貴重な時間を経て「臨床で使われてる手技、知識」「それぞれの疾患に対する病態の理解度」の重要性を身をもって学ぶことができました。  実習では中枢疾患をメインに見させていただき、中枢ならではの考え方を学ぶことができました。その中でも患者様の障害構造を多方面から仮説を立てる過程が楽しく、実習を通じて将来、中枢疾患を見れる病院で働きたいと思うようになりました。
今回の実習で今後の自分の在り方や将来像が明確になり、それに向かって一層努力していきたいと思います。

作業療法学科4年 石黒 怜
今回の実習では、総合病院の実習を経験させていただきました。評価実習を経験して学内で模擬的に患者様を想定して練習することと、実際の患者様に対して評価や治療を実施することはどちらも必要だと感じました。学校で練習した内容が活かせた場面も多かったのですが、実際の場面では患者様の心身状態や性格、環境に配慮した評価や会話が求められるため、柔軟な対応力が必要だと感じました。また、患者様の病態を理解することや治療プログラムを立案する際は自身の考えに根拠を提示することで、主観ではなく客観的に治療効果を提案できることを実例から学ぶことが出来ました。説得力のある内容は、患者様への治療に関する説明や学内の報告会でも必要になるため、今回の実習で先生方に教わった知識や患者様を理解するため考え方を今後の実習や臨床場面で活かしていきます。

臨床実習指導者・先生の声

鶴岡市立荘内病院  瀬尾 章央 先生
貴校の学生さんは、臨床実習に必要な、真摯に取り組む姿勢を持ち、意欲的に実習に臨む学生さんが多くみられます。また、実習にあたり知識を整理して臨んでいることも伝わってきます。そのため、4から8週と長期にわたる実習期間中での成長が著しいのが貴校の学生の特徴かと思います。充実した学内教育のおかげで、我々臨床実習指導者も日々楽しみながら指導させてもらっています。

山形徳洲会病院 西堀 陽輔 先生
当院は学校からほど近い場所にあり当校出身のOT も多いため、これまで多くの学生を受け入れてきました。私は当校の学生は素直で礼儀正しくまじめな子が多い印象があります。これはもともとの人間性や性格の良さもありますが、学生自身が一生懸命学ぼうという気持ちが強いからだろうと思います。実習中の日常会話や情報収集、機能検査の説明など患者さんと直接関わる場面では、緊張しながらもスムーズにコミュニケーションが図れており、安心して指導することが出来ました。また、評価スキルに関しては学校で十分な指導を行って実習に臨んでいるため、ほぼスケジュール通りに実習を進めることが出来ました。

盛岡友愛病院 畠山 惣也 先生
山形医療技術専門学校の学生さんを受け持ち、実習前の模擬研修で検査や治療の実技指導が充分にされており、スムーズに実習を進める事ができ質の高さを感じました。また、学生さんの理学療法士になりたいという思いが強く指導する側として、とてもやりがいを感じました。最後に、実習中の学生さんへのフォローアップ体制も整っており、安心して実習生を受け入れられるので、今後も実習にぜひ来ていただきたいです。

イムス横浜東戸塚総合リハビリテーション病院
森野 玲子 先生

【一緒に学生の育てたいと思える学校です】
一言いうと学生の実習に臨む姿勢がとても良いです。作業療法の治療は病気をよく知ることも大事ですが、人を・生活を診ることが大事です。学生は相手を知ろうとする事、その人に何をしたらベストなのかという考えをもって、何とか自分でたどり着こうと努力する印象があります。実習で課題があれば、その後学校で先生方がフォローする。信頼して一緒に育てることのできる専門学校と思っています。